12月一般質問その1 PPS導入で「脱原発依存」への一歩が決まる

2011年12月7日 12時13分 | カテゴリー: 政治を変える


12月1日、2日、5日の3日間に一般質問が行なわれた。
私は初日1日の午後が出番。
テーマはPPS電力の導入を求める「電力自由化に取組み、エネルギービジョンの構築を」と放射能対策第3弾「放射能対策を持続的に行なう体制整備を」の2つ
今回は珍しく一部にハキハキと手ごたえあり。やろうとしていたところの質問だったのね、ちょうど。その1として10問の質問と答弁のダイジェストを。

PPSとは特定規模電気事業者のことでエネット、サミットエナジー、ダイヤモンドパワーなど多数の事業者が資源エネルギー庁(経済産業省)のHPでも紹介されている。東京電力など地域独占の一般電気事業者の送電線を利用して電力を供給、小売、買取もしている。
2000年の電気事業法改正で、PPSなど民間事業者から電気を購入できるようになり、2005年改正で対象が50kW規模の高圧受電施設となったことから、経済産業省(原発担当なのに!)を筆頭とした各省庁、皇居、自衛隊、東京都も東電の電気を購入せず、既にコストの安いPPSの電気に切り替えている。
近隣でも、昨年度から立川市、調布市、町田市、あきる野市、東大和市、この11月から国立市が東電からPPSに契約変更している。

市庁舎など公共施設の年間電気代は2億4600万円、PPS導入可能な施設は38箇所程度とのことであり、自治体からできる脱原発依存の一歩を、ということで東村山市内の公共施設でのPPS導入を提案したところ、既に行革絡みで結論が出たところで、4月から契約変更するとの答弁だった。やったあ!

この質問や答弁をツイッターでつぶやいたところ、リツイートで四方八方に拡散され、「東村山すばらしい」「故郷を誇りに思う」など大絶賛で、私自身も「今更・・・」と思い、市長に伝えると「後発なのに・・・」と苦笑い。でも、よかったあ、ここで出遅れたら本当に恥ずかしいもの。

確かに東村山市の高額法人税のお得意さまは東電なのだ。だから、やらない、って答弁だろうな、と想定しての質問だったが、経費削減、いえいえ原発依存の脱却を選んだのだ、大ヒット。
そして、電気事業者の競争入札に際し、あきる野市や国立市で策定している「環境配慮指針」と同様の方針を策定する、とのこと。総合的な判断で、安かろう、悪かろうの電力を選ばないことになる姿勢を示した。
地域で自立できるエネルギー構想、目標を定めた「地域エネルギービジョン」の構築を求めたが、この点は感度低く「研究」にとどまる。
でも、これはほんの突破口、再生可能エネルギーの自由化、「発送電分離」への道を拓く一歩にすぎない。

東電など地域独占電気事業者の電気は世界一高いとされる。電力を生み出すコストに一定の報酬率を上乗せした額が電気料金とされ、コストをかければかけるだけ利益率もアップする「総括原価方式」となっている。しかも、送電線を他の事業者に使わせるには利用料を取る。これらは全て法律で保障されているのだから。いくら原発にかけてもいいことになる。
東電からの脱却=原発からの脱却、そして再生可能エネルギーへの開発、導入につなげたい。これからが電力自由化への勝負!(大塚惠美子)