八王子市民放射能測定室「ハカルワカル広場」がオープン!

2012年1月30日 09時30分 | カテゴリー: 政治を変える

29日、八王子市民がつくった放射能測定室「ハカルワカル広場」の開所式に伺った。市民による市民のための測定室、でも単にハカルだけではなく、集って一緒にわかって、これからも一緒に考えようよ、という市民のスペースの開設だ。
3.11以降、八王子で市民講座の形で放射能について学び考える機会をつくり出会った市民が、小金井市の「放射能測定器運営連絡協議会」の見学で、行政を待っていても間に合わない、子どもの内部被曝のリスクを減らすには市民が立ち上がらなければ、と食材測定器を扱う業者を訪ね、そこでベラルーシ製の測定器に出会い、市民のカンパで購入、測定室を立ち上げることを決意。10月から3カ月でカンパを260万円集め、測定室を開くことができた。
いくつものすてきな出会いが重なり、「ハカルワカル広場」は、医師の山田真先生のいらっしゃる中央診療所の2階が(破格に安く!)借りられることになり、内装もすべて市民の手で行い、備品もあちこちからやってきて、カーテンもつけれら、堂々オープンにこぎつけた。
お祝いには、子どもたちもいっぱい駆けつけ、発起人たち、カンパで支えた人たちのあったかい思いにあふれる魅力あるセレモニーとなった。
子どもたちのクラッカーやくす玉が割られ、ジャジャジャジャーン、とベラルーシ製の測定器が登場。早速、福島県白河産の白米の測定がデモンストレーションされる。→30分後の結果はセシウム不検出。
市外からは、小金井の測定室の中嶋さんと香田さんと私が参加。先駆者である小金井の彼女たちからもしきりに「いいわね、市民がすべてやるのって」との声が。
そうなのだ。私は、行政が積極的に学校給食の食材測定に取組んでほしいと期待し、市民との協働による「小金井方式」が一番だと思っていた。
しかし、全国で拡がる「市民測定室」の動きを見るうちに、市民が自ら測る・知る「ハカルワカル」ことの意味の大きさに勇気と大きな気づきを得た。大事なのは、みんなでやることなのだ。市民と直接につながっていけることなのだ。
真実を知るために、市民が自ら測る、判断する、共有し、子どもの安全、安心を少しでも確保する。内部被曝に対する自衛策なのだが、でもこんなに大勢集るともうとっても楽しい、何かできる、動かせると思える「広場」に発展することができるのだ。
「市民科学者」を増やすために、30人のボランティア測定者のいる「広場」。
この場所は、宮沢賢治の「ポラーノの広場」と、賛同者で俳優の林洋子さんはいい、一節が朗読された。
私も自動的!に会員となり、今年一年は測定料1検体500円とのこと!
でも、お祝いのメッセージの中で山田真先生が「開設をおめでとう、というべきなのか」とおっしゃり、チェルノブイリ以降、市内の脱原発の先駆的リーダーの方がおっしゃる「測定器が生活必需品となってしまった」ことへの嘆きが、こころに残る。そんな事態が現実になってしまったことが、やはりくやしい。
でも、チェルノブイリ以降、ドイツでも市民測定室が広がり、そのことが今、国民投票で脱原発の道を選ぶ人々の力を生み出したのだ、とも聞く。
市民が集う「広場」は動いていく、誰にも遠慮なく市民に育てられて。(大塚恵美子)

ハカルワカル広場の詳細
開室時間は、10時〜4時
お休みは、土日・祝日
測定器はベラルーシ製ATOMTEX AT1320A
検出限界は、検体1000ccでセシウム10Bq/㎏
測定料金は、1検体1000円
検体は、細かく刻み1000cc(1㎏)を用意
申し込みは、http://hachisoku.org