いつも打ちのめされる「障がい児保護者連絡会」との懇談

2012年2月28日 03時57分 | カテゴリー: 政治を変える

25日、例年この時期に行なわれる「障がい児保護者連絡会」と市議との懇談会に出席。今年は参加の議員が少なく、厚生委員の福田さん、島崎さん、村山さん、私の4人と佐藤さん、保延さんの6人のみ。

いつも、溜息が出るような調査や実態を伺い、声も出ない、という気分になる。口では、「気づきをもらい、わくわくです」とはいうものの、打ちのめされるのだ、実は。
今年もそうだ。特にそうだ。
保護者のみなさんから、それぞれの報告や意見が出される。今まで気づかなかったことにショックを覚えたのが、保育園の障害児枠の少なさ、H23年度は、なんと10人もの待機児があったということ、しかも3歳児3人、4歳児4人だ・・・公立保育園の障害児枠2人は、昭和50年から規定が変わっていないと。私立保育園では「りんごっこ」以外は2人から6人を受入れているが、園によっては保育時間を短くされたり「質」の確保が不十分なことが窺い知れる。健常児といわれる子どもたちだけではないのだ、集団経験や母子分離が必要な年齢の子どもたちはどこでどう過ごしているのか。
児童クラブの障害児受入れは50人全員となった、これは快挙!だが、特別支援学級の子どもたちは学区域の児童クラブに入れないケースが多々あるそうで、これはどう考えたらいいのか。障害のある子は遠くでも我慢しろと?それはないだろう。
知的障害のある子どもたちの放課後の余暇活動にも大きな差があることも知る。市内の特別支援学級(軽度障害)に通学している子どもと都立特別支援学校(中重度障害)に通学している子どもたちの放課後の活動、中間送迎などの支援の差が大きく、特別支援学校(清瀬などの)の子どもたちが利用できる地域のクラブや療育クラスなど余暇活動の開催回数が1/3、補助金が1/12と極めて差のある不公平な状態となっている。より支援が必要な子どもたちほど「分が悪い」のだ。
そして、中間送迎、同行支援などの移動支援についても、年齢制限のあった小中学生にも月4時間の支援がようやくついたものの、他市と比べても最低ラインであり、通学、通所には使えないという条件つきだ。「利用にあたって邪魔をしないでほしい」という保護者の声が切実だ。
タッグを組んで切り込まなければ解決に向えない。市民の声を請願にして議会で議論させて戴く、そんな方法しかないことに申し訳なく思う。また、請願でひとつづつ議論して少しづつ改善させても、障害児教育や福祉に関する全体の描き、姿勢が見えないのだ。つぎはぎのパッチワークから全体化させるのか。障害児への環境整備のビジョンをもって必要な施策を生み出すのではないのか。どちらも希薄。

おひとりおひとりの意見を伺え、これからの議会としての向かい合いをお話しさせて戴き、散会となった。
書いていてつらくなる。どうしてこうなんだろう。インクルージョンなど微塵もないように思う。地域で当たり前に暮らしてはいけないの? 疑問がとどまらない。(大塚恵美子)