卒業式に

2012年3月25日 15時56分 | カテゴリー: 子ども・教育

今年も、七中、富士見小の卒業式に伺う。
今年の卒業式は、お天気がいまひとつで花冷えがし、桜の蕾もかたいが、どちらの卒業式も気持ちのいい式だった。
七中は欠席の生徒が目立つのが気にかかるが、どの生徒も凛として前を向き、身づくろいも整い、清冽な印象がある。最期に感極まって泣いてしまう生徒の姿を多く見かける。下級生と向かい合っての歌による対面式もよく声が出ていて、別れの言葉も生徒たちによる思いが聞けた。

富士見小の卒業式も音楽と歌に溢れ、日頃よりの子どもたちの伸びやかさが覗われる。
88人の卒業生が自分の夢を語り、卒業証書をもらう。パティシェ、獣医、看護士、サッカー選手、弁護士、トリマー、イラストレーター、調理師、医者、声優・・・政治をひっぱる官僚というのもあり、少々どきっとする。政治家や先生になりたい子はひとりもいなかったが。
校長先生の式辞も気持ちに響くものだった。「ひとつに、目標は高く大きく持つこと」それによって踏み出す一歩が異なると。「ふたつに、負けることを学ぶ」一番になる子はひとり、負けを学ぶことで人を思いやることもできるように。「みっつに、東日本大震災を忘れない」できることをこころがけ、生きている、という貴重なしあわせに気づく、との主旨。なんだかとてもいいな、と思い、反復する。
式場での子どもたちの椅子の下に防災頭巾が置かれていた。帰り道で友人から聞いたが、昨年の3.11原発震災以降の3月中、富士見小では外での運動を控えさせた、と聞き、配慮に感謝する。この小学校に息子、娘が通い、今、孫が通うことがありがたく、嬉しい。

どちらの式も、来賓として伺わせて戴き、間近に晴れ晴れとした子どもたちの姿を見るだけでも嬉しい。会釈して目の前を子どもたちが通り過ぎるだけで胸がいっぱいになる。どうぞ、これから、あなたが判断し、あなたらしく生きてほしい。どの子もしあわせを感じる時がいっぱいあってほしいと願う。ご卒業おめでとう。(大塚恵美子)