都議会、32万3076人の意志を否決

2012年6月29日 13時18分 | カテゴリー: 政治を変える

「原発」都民投票条例直接請求について、6月5日開会の都議会で、反対意見を付した知事提出議案として審議が開始。付託された総務委員会で、14日、15日、18日に審議が行なわれた。請求代表者からの意見陳述、民主党、生活者ネットワーク共同提案の修正案、共産党提案の修正案の審議を経て、18日総務委員会では可否同数、委員長(公明党)の1票で否決となった。
そして、本日、本会議で、2ヵ月間の署名期間を経て結実した市民の意志32万3076筆が否決となった。

市議会日程とも重なり、ようやく最終日に傍聴できた都議会。各会派の傍聴券が使用されていないせいか186席は満席とはいえず。
都議会の議事進行は、開会直後に、いきなり一括で各会派から討論が開始となる。自民党から始まり、共産党、公明党、生活者ネットワーク、民主党が登壇。
賛成討論として、大島よしえ(共産)、西崎光子(生活者ネット)、大西さとる(民主)の討論は、原発都民投票にほぼ絞り、力強く論戦。
「国の判断に危険があるから、都民投票に意思表示をもとめることは当然」と大島議員。
「総務委員会での意見陳述は質疑が認められず、審議を深めたとはいえない。やれない理由をあれこれ並べたてるのではなく、都民投票の実現を強く求める(拍手多数)。民意からかけ離れたところでの議論おかしく市民の参加が欠かせない」と西崎議員。
「32万都民が意志表明を提出、請求者、署名した方の声を多大に受け止め、表明の場、あってしかるべし。精力的に議論したが、総務委員会での可否同数は残念」と力強いがやや自画自賛と恨み節拡散の大西議員。

反対討論は自民、公明が民意を踏みにじる無意味な並べ立てとなる。
「原発の是非は生活全般に大きな影響を与える。政治が責任をもつ。都民投票がなじむものでなく責任政党として安全安心を・・・」と知事追随の吉住健一(自民)。
「稼動の是非を二者択一することは多様な声の反映困難、都民の意志反映せず、合理性を欠くもの。中立公正にも不備、法令違反も。新原発は認めない、再稼動は安全確認基準を」とおかしな持論展開の加藤雅之(公明)。
人としての感性に乏しく、仕事を全うしているとはいえない議員に市民の意志が否決されるとは!

討論の後、採決。
賛成41人(民主30、生活者ネット3、共産8)
反対82人(民主19、自民37、公明23、自治市民1、脱藩議員の会1、平成維新の会1)
否決となる。

修正案を議論する中で市民意志の共有に務めてきた民主党、生活者ネットワークの議員たちがいる。努力を惜しまず力を尽くされた議員がいたことを忘れない。民主党30人賛成(東村山・佐藤広典議員も)までこぎつけたことは、これからの原資となるだろう。反対した民主党議員19人は労働組合にたてつけないとは。18日総務委員会での民主と生活者ネット共同提案の修正案否決(可否同数で、委員長(公明)の1票で否決に)が響き、民主党党議拘束なしの自主投票が痛かった。
いずれにせよ、亀裂が生じたことは否めない。来年7月は都議会議員選挙だ。市民は忘れない。

失望したのが、福士敬子(自治市民の会)の否決!市民自治の名が泣く。(似たような名称が同じような行動をするものだ)
野田かずさ(脱藩議員の会・・・自虐的会派名)と、土屋たかゆき(平成維新の会)は疑いもなく否決だろうが。

●石原知事の条例案反対の意見書概要
・原子力発電所の稼動の是非は国が責任を持って判断すべき
・立地地域やその住民の多岐にわたる問題を考慮すべき
・(満16歳以上、永住外国人の)投票資格者などに疑義がある
・地方自治法に抵触する規定がある

都民は忘れない。都知事のへっちゃらな矛盾。原発の是非は「国が責任を持ち判断すべき」、尖閣は「国がやらないから都がやる必要」都民から金だけ集めて、声は聞かない、か?あまりに厚顔。
都民は忘れない。2ヵ月の活動が培ったエネルギーを私たちは枯渇させず、あきらめない。

原発都民投票@東村山のなかまたち、そして、まちのあちらこちらで署名して下さり「一緒に頑張りましょう」と労って下さったみなさま、ありがとうございました。ひとりの実行委員として改めて感謝します。
市への請求、都知事への本請求に立会い、都議会では否決されましたが、東村山の5000人の思い、オール東京32万人の意志は消えません。(大塚恵美子)