待機児対策と保育園増設事情

2012年7月26日 14時07分 | カテゴリー: 子ども・教育


今年度5月時点での認可保育園待機児は195人。この春、第8保育園が民営化され八国山保育園となり分園も設置された。各保育園の弾力運営により受入数は若干増えたものの、昨年との差が縮まらないままだ。実に0・1・2歳児の待機児が82%を超す。
東京都の福祉局、財務局の調整の遅れが響き、ようやく8月、青葉町都有地に「青葉さくら保育園」が開設されるが、71人定員のところ応募が206人となる。

全国のハンセン病療養所の中に待望の認可保育園が設置されることになり、多磨全生園に「花さき保育園」が7月に移転し、若干の募集を行ったところだ。あくまでも移転であり増設とならなかったことは課題を残し、旧花さき保育園園舎(市有地・園舎は花さき所有)を活用した保育施設のあり方について検討中で今年度中に開所となる見込み。
       
来年4月から武蔵野幼稚園に併設される「認定こども園」が100名規模定員で開設の予定だが、厚生労働省と文科省に縦割りされていた制度が内閣府に一本化されることになるものの本来的な幼保一元化に当面は移行しそうにない。また来年度中には、多摩湖町の「東大典保育園」が町内で移転の計画があり、規模の拡大が期待できることになる。

課題が浮彫りになってきたのが認証保育室などの都の認可事業だ。指導監督権限が市にないため、認証保育園7カ所のうち、りんごっこ第一保育園のA型への移転・定員減やチャイルドホープの職員大量退職による休止などの課題があっても市への情報が後手後手となり、現状の把握や質の低下を防ぐ対応ができないことになる。
保育施設については多様な働き方や女性の就労によりニーズは増え続けるだろう。わが市の保育政策は成り行き任せの場当たり的整備に終始しがちで、根本的な保育ビジョン・保育整備計画に欠けることが課題のように思う。(大塚恵美子)

写真は、全生園内に移転した花さき保育園、すてきな園舎