お能とJazz、芸術の秋だい!

2012年10月22日 11時31分 | カテゴリー: 政治を変える

 秋の土日ときたら各種イベントの花盛りなのだが、21日は不義理は承知で、以前から楽しみにしていた宝生能楽堂で開かれた岩船会の「能」の番組を観にいった。
 東京ドームを横にみる水道橋の喧騒とはうって変って能楽堂は都会の中の静かな一隅だ。
 友人のKさんは、海外勤務の傍らオペラを堪能され、造詣も深く、お茶目な講義を受けたこともある。そのKさん3、4年前から「能」の世界に踏み出し、謡、仕舞と精進して今回の舞台となる。絶対行くからね、騒がないからね!と楽しみに約束していたのだ。 

 彼は、シテとして、16歳の亡霊「経政」を演じる。アカペラである。青年の役どころに相応しく、よく声が通っているが地謡の6人の方々との調子が乱れ、途中で音程がとりにくくなって、とおっしゃっていたが、全く気づきもしなかった。この程度の観客でごめんなさい。
 仕舞も一人で「養老」を演じられたが、曖昧な動きがなく上半身がぶれない、袴姿もすてきで足の動きもきれいだ。ちょっと褒めすぎかな、たまにはいいか。
 鼓や笛の入った舞囃子も何曲か楽しむ、上手な方は動きに無駄がなく凛としてきれいであり、張り詰めた空気との呼吸があう。
 今回は能装束ではなく、謡や仕舞を演じられるそれぞれ出演者の衣装も楽しみである。男性は紋付袴で、どの方もよく似合っている。女性は袴の方、訪問着などさまざまだが、なんとも日本の色の取り合わせが、ライトを浴びて真に映える、美しい。
 私もこういう機会だから、萩と桜の取り合わせの灰色がかった葡萄色の小紋と白地に葵を手描きした帯でいく。古典芸能を楽しみにいくのだから、たまには民族服で、である。

 その後、茶道の師匠である友人、NPOの事務局として始終忙しい友人との3人で界隈をゆっくり散歩し大いに語らう、久しぶりでとても楽しかった。

 夜も更け、地元のジャズクラブ「JYUMIN」と「茫々亭」の共同イベントに顔を出し、サックスの梅津和時の「DR.梅津BAND」の音を浴びにいく。店中にサックス、ベース、ドラムスの音が炸裂しまくる。久々のたっぷりのJazz、体に染みとおる。音楽を楽しむっていうのは、わかる、とかわからないじゃなく、気持ちいいかどうか、に尽きる。ハイボール片手に、本当にいい気分!合間に「八月の濡れた砂」のフレーズが挿入され、キュンとなる。

まさに芸術の秋じゃありませんか、こんな一日、文句ある?(大塚恵美子)