福島の未就学児・プチ保養in東村山 無事に終わる

2012年11月29日 03時31分 | カテゴリー: 政治を変える

 

最終日、中央公園で交流ピクニックを

11月23日から25日までの23日、福島から7家族を迎えたプチ保養プロジェクトが終わった。「子どもの未来を考えるゆるやかなネットワーク」「ガイガー東村山」の若きメンバーがコアとなり「『福島の子どもたちとともに』東村山市民の会(フクピー)」を立ち上げ、多くの賛同者や東村山市、東村山教育委員会の後援を得て春から企画、準備してきたプロジェクトだ。
小さな子どもたちの外部被曝、内部被曝を数日でも減らすことができるなら。そしてママパパも一息ついてリラックスして子どもと一緒に遊んでほしい、と願って。

福島市、二本松市、郡山市など福島県の各地から「フクピー」の呼びかけチラシや支援団体からのご案内によって申し込みをして下さった7家族をご招待することになった。子ども12人(6か月から中学1年)、おとな9人が家族ごとに新幹線や車で、市内富士見町に準備したマンション、一軒家など3カ所に到着、分泊してもらった。3つの宿泊先は知人、関係者が無償で提供して下さった。「タイガーマスク」という資金協力隊も大勢集まって下さり、「生活協同組合パルシステム東京」からも助成を戴くなど、みなさまからの様々なご支援ありがとうございました。

3連休初日の23日午後に到着された7家族のうち、4人のママと1歳前後の4人の子どもたちのお世話をしたり、朝ごはんを準備するちょっとしたコンシェルジュ(家族ケアグループ)が私の役割だった。初日は雨模様で、みな到着後はお茶を飲みながら翌日の計画を立てるなどのんびり過ごされていた。そういった時間に、避難した人たち、さまざまな事情で福島を離れられない人たち、毎日の食事や食材の選択、子どもを思い切り外遊びさせられない思い、職場や家族のことなど、ママたちは、ゆっくりと話してくれ、高校の同級生同士2組のママたちが徐々に打ち解けていくのがわかった。3.11直後の緊急避難の話も出てくる。
夕食は7家族とコアスタッフ、家族ケアグループ、車送迎グループのメンバーとの賑やかなウェルカムパーティとなり、名前を覚えた子どもたちと楽しく交流をした。

 

翌日は、思い思いに多摩動物園、羽村動物園、西武園遊園地、小金井公園などで遊び、夕方には私のお世話したグループは、ママはゆっくりマッサージを受け、ベビーマッサージの講習も受け、和やかな笑い声が聞こえた。

最終日はよいお天気の中、中央公園で大勢の市民や子どもたちと触れ合い、思い切り遊んでもらった。その後の、豚汁、おにぎり、差し入れの交流ピクニックランチは盛り上がった。

私は来月2歳になるりくくんから、いつしか自然と「バァチャン」と呼ばれるようになり、一緒に遊びながら冥利に尽きる想いでいっぱいになる。りくくんのママのおなかには赤ちゃんがいて3月出産の予定だ。

「また来てね!」と送り出す。
家族が離れ離れになることを選べず福島に残り、毎日毎日の放射能を気にせざるを得ない苦渋の選択を、ともに「悔しい」と思いあう。子どもたちに、当たり前の日常の一端を、取り立てて何もないこの東村山で感じてもらえただろうか。

 

1歳前後の子どもたちとママたち お別れの撮影

小さなつながりが生まれた今回のプチ保養、「フクピー」メンバーの実に丁寧で心優しい準備に感謝し、送迎から乳母車やチャイルドシート、備品やおかず、離乳食、焼き立てのパン、50人分の豚汁づくりなど、さまざまな支援を大勢の方がして下さった。だからもう小さな親戚もどき一同の気分となる。

子どもたちもママもパパも本当にまたおいでね、「そうだ、安心して出かけられる場所ができた」と思ってね。(大塚恵美子)