学校給食展示会と給食牛乳のこと

2013年1月22日 23時33分 | カテゴリー: 政治を変える

 いきいきプラザで学校給食展示会が始まっている。15の小学校全校が自校調理方式の東村山は各校の献立も異なり「給食たより」にも力が入っている。例年、栄養士が工夫を凝らした展示となっていて人気メニューのレシピや実物も並んでいる。中学校のランチボックス(プリペイド方式)も展示されている。米は姉妹都市柏崎市の「こしいぶき」を使用、米俵や稲穂でレイアウトされている。

今年の目玉はふたつ。毎週水曜日に、小中学校、保育園の翌日の給食に使用する食材6品目の放射能測定を行っており、今回の展示でもHPに掲載されている「放射能の測定結果」が目を引く。現在のところ、月に1度の1食丸ごと検査もされていて、すべてセシウム10Bq以下の不検出とされている。
東村山では福島県産の農産物を避け、「シイタケ」「干しシイタケ」などは使用せず、冷凍みかんも西のものを使用。低線量の内部被曝に対する配慮がある。この姿勢には大いに感謝している。
でも気になることがある。このところ、話題になっているのが茨城産の「れんこん」だ。霞ヶ浦のものなど、セシウム濃度が高い。こういった放射性物質が「出そうな」食材は10Bq以下であっても提供は避けてもらいたいのだ。間違っても川崎市長のようにセシウムが検出されたものでも「危険を知るため」給食に使う、なんて意味不明なことは言ってほしくない。
西東京市の保育園で使用している麦茶からセシウムが検出された話を11月に市長に伝えたところ、翌週の測定は公立保育園7園の麦茶を測定され、結果は不検出、となっている。しかし、6園で使用しているのはカナダ産、1園だけが群馬産とのことであり、10Bq以下であっても測定値は異なるのではないか。その後の使用に変更はあったのだろうか。これは「学校給食」の話からちょっとそれるけれど、気になるところ。

もうひとつの目玉は、給食牛乳に東毛酪農(群馬県)の低温殺菌牛乳を昨年9月から使用していること。さらに、この1月から、紙パックからビン牛乳に切り替わり、展示されている。今まで、学乳協議会から指定されていたメグミルク牛乳(海老名工場)の情報公開が不十分なことに加え、9月から福島県産原乳を混入するという方針に対し、市、教育部が、情報公開を明確にしている東毛酪農の牛乳にかえる判断をされてきた。一時、東毛酪農の原乳からセシウムが検出された時もHPですぐに情報を出されている。
メグミルク海老名工場のものを使用している自治体は2区7市あり、そのうち東村山だけが9月から東毛酪農に切り替えた。従来の学校給食会学乳協会を通すと補助金がつき、1本45円45銭、東毛酪農牛乳は学乳協議会を通さないため、1本50円だが、給食費の値上げは、食材の工夫によって抑えている。ちなみに給食1食代は、小学校1~2年生が225円、3~4年生が245円、5~6年生が265円、中学生のランチボックスは1食300円だ。中学校の牛乳も4月からビン牛乳に変わる。とはいっても、牛乳自体を選択しない家庭もある。その点は、選択が尊重されなければならない。東村山では、牛乳を飲まない子どもたちに返金も行っている。
学校給食展示会は22日(火)~25日(金)まで。子どもの食の安全について、いろいろな観点から考える機会になる。ぜひお立ち寄りを。(大塚恵美子)