アーサー・ビナードの乾杯! で元気に「東京・生活者ネットワーク新春の集い」

2013年1月31日 23時48分 | カテゴリー: 政治を変える

1月30日「東京・生活者ネットワークの新春の集い」が中野サンプラザで開かれた。

第一部は、アーサー・ビナードさんによる「福は内!プルトニウムは外!」と題したアメリカ生まれの詩人が解き明かす原子力、核開発の核心。彼は日本人以上の日本語、言葉の達人だ。何気なく使ってしまいがちな慣用的な言い回しを「おかしくない?」と鋭く指し示す。非暴力で世界を変える、そのために言葉を道具に。
第二次大戦中のアメリカが、極秘のマンハッタン計画により広島、長崎に、全くタイプも意味も違う2つの原爆を投下した理由を「戦争を終わらせるために必要だった」というアメリカの定説を疑い、米国防総省(ビナード流に言えばペテンタゴン)や核開発・推進派の造語である「原爆」「原発」「核開発」も肯定してきた人が造った言葉であり、肯定したきた人の狙いが組み込まれていると。言葉は使うと自分のものになる。生活する人の言葉は、まさに原爆ではなく「ピカドン」であり、体の中から引き出したこの100年最大の造語だという。言葉をつくる力を私たちは失いつつあることを、ずしりと感じさせる詩人アーサーの視点。
軍産複合体の狙いは核開発、核武装、爆発しない原爆、これが核開発であり「松の上(じょう)」のプルトニウムがほしいので、高速増殖炉もんじゅと、六ケ所核燃再処理施設は手放さない…。プルトニウム開発以降、人類は今までと全く違う世界にいる、との指摘に改めてたじろぐ。
今、電気は足りている。54基の原発のうち、稼働しているのは大飯原発だけなのに。わざわざ危険なもので電気をつくる必要はない。アーサー、すてき。

第二部は、アーサーのちょっと長い乾杯の音頭を受け、保坂展人世田谷区長、田中良杉並区長、管直人衆議院議員、ACT理事長、ワーカーズ・コレクティブ理事長など各界からのお客様とともに、6月の都議会議員選挙に向けた東京・生活者ネットワークの立候補予定者の決意表明を共有し、どんどん離れていく政治を生活者発に取り戻すための思いをわかちあう。

奈須りえ(大田区議会議員)、大河原まさこ(参議院議員)、まるこ安子さんと一緒に。

東京・生活者ネットワークは「市民が育てる 東京・未来」をスローガンに西崎光子(現職・世田谷区)、山内れい子(現職・国分寺市/国立市)、星ひろ子(現職・昭島市)、そして初挑戦の奈須りえ(大田区議会議員)、小松久子(杉並区議会議員)、やない克子(練馬区)の6人の擁立を決定した。
53人の女性議員をもつローカルパーティ東京・生活者ネットワークは、「東京は、私たちのまち」だという実感を武器に(アーサー、敵の言葉使ってごめん…)いや道具を曇らせることなく、誰にも犠牲を強いることのない、誰もがまっとうに生きる権利を疎外しない暮らしを生み出すために、6月の都議会議員選挙に取り組んでいく。(大塚恵美子)