病児保育など、新たな子ども施策 春から登場

2013年3月11日 03時11分 | カテゴリー: 政治を変える

 

お片付け前の小さなお雛様

3日の雛祭りも8日の国際女性デイも過ぎ、2年目の3.11か。いたずらに時が過ぎる。無意味なものは何ひとつなし、と思うが何が変わったと胸をはれるのか。
3.11と書いた途端、気持ちがざわつくので、ディフューザーの霧にTeck&Tonkaという香りを入れピアソラを大きく響かせて聴きながら書く。余談ながら、何枚かのピアソラの中にギドン・クレーメルの「Hommage a Piazzolla」というのがあり、つまりはバンドネオンでなくヴァイオリンとピアノのピアソラなのだが、とてもいいのだ。恋人でもいたら、アルゼンチンを旅しよう、タンゴでも踊れたら、といつも思う一枚。実現しそうもないが。

さて、新たな子ども施策について。
病児・病後児保育事業
昨年の一般質問で取り上げた病児・病後児保育が実ることに。質問では、病児保育を実施していない市は小金井市と東村山市ということで、ぜひ3年間100%の東京都の「駅前型病児保育モデル」補助金に応募して、という提案をしたが、その後、所管の前向きな検討によって事業開始の予算3140万円が実現しそう。当初ファミリーサポートセンターで、病児保育を実施させようという「無謀な計画」だったが、医師会の小児科の医師たちから反論もあり、病児保育は病院型でやるべき、名乗りをあげてもいい、という意思の確認がされ(なぜ今まで小児科医師に意向を聞くことをしなかったのか不思議だが)3カ所の医師、診療所から手が挙がり、都の「駅前型」で検討を開始したが、一日に預かる病児が6人との要件、規模が大きいため断念したが、国、都の従来の補助金を活用し、多摩北部医療センターの小児科で病児・病後児受け容れ保育事業が実現することとなった。第4次総合計画・実施計画に位置付けられ、まずは秋から多摩北部医療センターで一日4人の利用枠で事業開始し、利用傾向、充足率などをみた上で、駅前型も可能となれば進めていきたい、とのこと。ようやくの実現、よかった。子どもが病気の時は、親が仕事を休むという労働環境が整備されなければならないが、現状はそうはいかず、病児保育は必須の課題だった。まずは一歩。

教育支援課設置
特別支援教育を強化する課が新設となる。発達障害児の実質的な増加とニーズを看過できず通級指導学級を増設してきたが、対策だけでは追いつかない。所管を超えた連携とひとりひとりの子どもの成長に合わせた一貫性ある寄り添い、個別支援計画が必要であり、そのためには「司令塔」を置くこと、と提案してきたが、これもようやくスタートということになる。就学相談と教育相談室がうまくかみ合わなかったことから、まずは教育部学務課の一部と指導室の一部が一緒になり共有、連携をホンモノにする。「特別支援教育推進計画第3次実施計画」も策定され、ぶつ切りでない一貫した支援が得られることになるのか?まずは一歩から動き出してもらって、という感じか。当事者の声を聞き、実態、人の加配、療育、救済のしくみなど急いでほしい。子どもの成長はまったなしなのだから。

保育園事情
はっきりした待機児の数字は発表されない(一次選考では53人の辞退も出て現在二次選考中)が、認可保育園の事情としては、昨年開設された「あおばさくら保育園」100人、全生園に移転した「花さき保育園」128人、幼保連携型認定こども園の「むさしの保育園」が100人規模で4月を迎え228人の利用者増となる。「八国山保育園分園」20人も昨年増設された。東大典保育園が園舎を新設し秋に移転し新たな募集が始まることになる。従来より認可園のキャパは増え、努力は評価するが、待機児ゼロとはいかない。

認可外保育園はメニューが増え覚えきれないほどに。認証保育園も7か所となった。定期利用保育施設も4カ所(花さき保育園旧園舎内ひまわり保育室含む)、そして家庭的保育施設が2か所(花さき旧園舎ひまわりママ含む)保育ママが4人となっている。認可外保育も丁寧な保育に定評のあるところも多い東村山だが、利用料の格差を十分埋めるまでには至っていない。格差是正も進めなければ。でも、認可外保育園の利用者は認可園の待機児であることに違いはないのだ。待機児は認可園が増えなければ減らない、というのが真理か。
だから、ママたちが反旗を翻した待機児1800人とされる杉並区のように、東京都の「スマート保育」に飛びつくことはやめてほしい。預けられる部屋があればいいという訳ではない。長い時間を保育園で過ごす乳幼児の生育への質の劣化を招いてはいけない。あくまでも「スマート保育」は暫定的な緊急避難措置でしかないと認識を。とにかく、東京都が許認可し、市をスルーしたままというのはまずい。職員給与未払いから保育園を閉じた「認証保育園チャイルドホープ」の事例を教訓とすべきだ。なにより子どもにとっての利益を。

深刻なのは、障害児の保育園枠と学童クラブだが書ききれない、今日はここまで。(大塚恵美子)