予算委員会終わる

2013年3月21日 23時44分 | カテゴリー: 政治を変える

3月議会は、予算委員会が入るため2月半ばに準備に入り閉会は325日と長丁場だ。15日に4日間の予算委員会が終わったが、そのあたりから花粉症と風邪の相乗効果で微熱、咳、鼻水、声枯れの4重奏で、いまだに治りきらない。絶不調だが文句いっても始まらない。遅くなりましたが予算委員会のことなど、お読みください。

 25年度の予算は「一般会計」488億円(前年度比91000万円増)の過去最大規模で、国民健康保険、介護保険などの「特別会計」を加えた総予算は836億円だ。あまりに額が大きくマヒする感覚だが、市民の暮らしの実像、ニーズを反映したものかを見極めなくては。

25年度予算の特徴は、①「民生費」といわれる子ども、障害者、高齢者、生活保護などに関する予算が一般会計予算の50.81%を占める(でも生活保護など義務的経費の割合が大きい)。②学校耐震化と学校のクーラー設置は終了したので、これからウエィトを増していくのが東村山駅周辺の5つの踏切を廃止する西武鉄道の連続立体交差事業で完成までに12年はかかる(おばあちゃんになっちゃう!)が負担金の発生は25年度からということで推進基金というものを創設し積立を行うことに。実質的に国と都と鉄道会社と市の共同事業が始まる。③公共施設再生に向けた取組みも基金化により計画が始まる。④市民会議の考え方を受け止め、審議会が自治基本条例策定に入るなど来年市制50周年を迎えるにあたっての取組みがいくつも見える。⑤震災など被災時に対応できるPHS電話の整備が進み、放射能対策は継続的に行い安全・安心を高めることに。

このような特徴を頭に入れ、一般質問、委員会が終わるなり、3センチはある分厚い予算書に没頭する。年々内容が充実してきた「参考資料」で経年のデータなどは入手し、前年度予算との比較、「第4次総合計画・25年度版実施計画」、3月の市長市政方針説明、出たばかりの「特別支援教育第3次推進計画」など各種計画を横におき並行して調べていく。思いをもって取り組んできた課題については独自の資料も準備し、学習会などにも出向く。過去の議事録をチェックし、他市の事例を参考にすることも欠かせない。それでも、全てに配慮が注げずうっかりミス多発、勘違いも多々で恥ずかしいことがいっぱい…佐藤議員ごめんなさい、苦労かけて。

しかし、だ。時間制限がある。2人会派の「変わろう!議会・東村山」は私と佐藤議員で43分きり使えない。私は、「民生費」「教育費」「国保」「介護保険」を担当させてもらったが、ふたりで項目を選び通告し、大会派順に一問一答方式で質疑をするのだが、つい再質問で核心につっこむと時間はあっという間に過ぎる。終盤の「教育費」はなんと6分きり使えない!

でも手応えのある答弁が私のものも含めいくつか。「民生費」では提案してきた「病児病後児保育」が多摩北部医療センターでの実施が決まり、知的障害児の放課後余暇活動「るーとこどもくらぶ」の中間送迎代が昨年より上乗せとなり(378,400円から678,000円に増額)人材育成のためのスーパーバイザー経費(132,000円)がついた。このことは、厚生委員会でそして本会議で全員で採択した「放課後余暇こどもくらぶへの予算要求に関する請願」に対する緊急避難的に予算だけでも担保しようという議会の意思の表れが功を奏したと思う。

それから、「教育費」では、24年予算で提案した発達障害児対応の一貫した体制、システム化について「教育支援課」が新設となる。2校を一人が掛け持ちする学校司書の配置は残念ながら各校配置に至らなかったが、司書の職務時間全体に変化はないもののお仕事開始が1時間繰り上げの9時からとなり各学校にとっては9時から4時半までの間の司書のいる時間を弾力的に運用ができる、つまり子どもにとっての「司書と会える時間」に幅がもたらされる、との嬉しい答弁があった!こうした工夫のある具体の向い合いが大事なのだから。もちろん、次は小学校だけでも各校配置ですけれど!

一歩づつだが、市民のニーズに市は向かい合っている。総合的判断から、25年度予算は賛成とした。

賛成討論、私たち会派「変わろう!議会・東村山」の思いをご覧ください。

私たちの会派は、総額488億の予算を伴う一つ一つの事業が、どういう思いや構えの中で紡ぎ出され、数値化され、実現に向けて動き出そうとしているのか、という視点で今回の予算案について議論を重ねた結果、本予算案について賛成すべきと判断し、以下、その考え方を申し述べます。
今日まで続いた予算委員会は、東村山市役所という一つの組織の基本姿勢は何か、各所管がチームとしてどう機能しているのか、はたまたしていないのか、がかなりリアルに伝わってくる場だと改めて感じる4日間でした。
市民を信じ、腹をくくって市民とともに歩み始めたのか、相変わらず内向きの現状肯定の論理ばかりで日々の業務を進めているのか、でくっきりと明暗が分かれ始めているように思うのです。
25
年度は自治基本条例が完成を見る年です。総合計画策定ワークショップに始まり、現在の市民会議までの様々な新たなアプローチは、画期的なものでありましたし、それをどう活かせるのか、スタンダードにできるのか、がまさに自治基本条例を制定する目的そのものであり、今後の当市にとって本当に大切なテーマであると考えます。人権の森構想のプロセスでも発揮されている市内の有為な人材とのコラボレーションも、今後ますます拡充させていただきたい。
放射能対策について、食材放射能測定に至るまで一貫して市民とともに進めていることも、他の自治体にはないことです。市民と行政の信頼の上で初めて成り立つものであり、市民協働の実践例として高く評価します。行政にとっては種々のむずかしさもある中で、それでも前へ、ともに進めていこうという姿勢を崩さずにいてくださることに感謝申し上げたいと思います。
一方で、実効性や緊急性を理解せず、市民の実態に向き合う意欲が感じられない自殺防止事業、長い経過の中で市民からの信頼を失い続けてきた生ごみ堆肥化事業、リサイクルセンター建設への不十分な説明責任、国の100%出資だからなのか、導入への丁寧な議論が不足していると思われる生活保護行政対象暴力対策員の配置等、そこに関係する市民をもっとリアルに心に置き、向き合い方を今一度、真剣かつ真摯に議論いただきたい。
またかつてと比べ、誠実かつ一生懸命に、議会からの質疑に向き合おうとする答弁者、特に若い世代の姿勢を、率直に評価するものです。様々な立場が混在する職場のリーダーとして、多くの困難を抱えながらチームを束ねるのは大変だろうと拝察しますが、職場内でも、市民と向き合う時も、小さな声に真摯に耳を傾け、特に障がいや経済的な困難を抱える市民に寄り添い、心ある政策遂行集団をつくっていっていただきたいと思います。
保育所定員枠の大幅拡大への努力や病児病後児保育の実現を率直に評価しつつ、子どもの最善を願い、質の維持向上に心して取り組んでいただきたい。
障がい児への支援策、学校図書館司書配置のさらなる改善も、前進を止めない意思の表れと受け止めました。
最後に、教育支援課の新設に大いに期待するとともに、当事者の声と丹念に向き合い、寄り添い、さらなる展開へと確実につなげていただくよう願い、会派としての討論といたします。