3月議会閉会 報告その1

2013年3月27日 11時08分 | カテゴリー: 政治を変える

花粉と風邪のWパンチで不調のまま、長丁場だった議会が25日に終わる。8時半過ぎまでの審議、その後、議会報編集委員会があったので、帰宅したら10時近くに。さすがに疲れて、ツイッターもFBも触らず、大量のMLにも目をつぶって、寝てしまう。
振り返ってみると、市政方針説明、一般質問、常任委員会、予算委員会、最終日の議決など、どれも今後を見る観点にあふれる。

本会議では4つの常任委員会と議会運営委員会、予算委員会の委員長報告とそれぞれに付託された議案の議決があり、これだけでかなりの審議時間となる。その後、24年度の一般会計、国保会計の補正予算審議が。もちろん質疑時間の制限あり、わが会派「変わろう!議会・東村山」の持ち時間は通常より1分増しの12分。

2年間、厚生委員長を務めさせてもらい、議会の改革は委員会からできる、と確信をした。委員間の自由討議に努め、課題に沿った視察、点字図書館や目黒区、市内の施設、活動の現場にも伺った。社会福祉協議会を参考人招致することができ、今回の委員長報告では、所管事務調査事項「待機児対策(新設計画と分園計画)」「障害児の放課後余暇活動を保障する施設のあり方について」の報告をさせてもらった。請願審査で終了することなく、本質的な障害児の放課後余暇活動の体系整備のための議論が必要ということで所管事務調査事項とした「障害児の放課後余暇活動」については経過報告と提言を行った。視察も含め議論も十分に行い、去る18日の委員会では委員長第一次案を提案し、さらに議論を深めてもらった集大成だ。こうした所管事務調査事項の内容についての報告はかつてされたことがないとのことで、フォーマットや手本もなく、自由にやらせてもらい、結果的に4つの常任委員会が所管事務調査事項の報告を行うという当然にして画期的な道を示すことができたことは大きな収穫だった。提言については市長が「提言されても…」と議長にお嘆きの様子だったが、仕方ないじゃん、委員会の総意なのですから。(「提言」については、次号に掲載します。)

厚生委員会が31日施行の市議会会議規則改正の第1号として委員会提案の意見書がだせるか、と期待された委員会採択の請願「生活保護の引き下げはしないことなど国に意見書提出を求める請願」については本会議で賛成11人、反対13人で不採択となってしまう。つまり委員会の採択はひっくり返されたという訳で、指折り数えたのだけれど、ちょっと思惑違いだったかな…今議会で、自民党の北久保議員が一身上の都合ということで辞職されたので、ますます委員会採択と本会議での採択に微妙な変化が生まれることが予測される。これは会派のしばりや予定調和だけでは統一できず、都度、是々非々での議論がますます重要となるということだ。

各委員会に付託された議案は13件あったので各委員長報告の後で、本会議採決がおこなわれるのだが、わが会派は、政策総務委員会に付託された1号議案「非常勤の特別職の職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正」に付帯決議を出そうとしたが却下となり、反対せざるを得なかった。

以下は、今回特別職に指定される「生活保護行政対象暴力対策員」について「変わろう!議会・東村山」の反対討論。
委員長報告への質疑、答弁から明らかになったように、導入までの議論が十分に尽くされたとはとても言えない。「市の単独予算だったらやりますか?やらないのではないですか」とまず申し上げたい。当市で国の100%補助で行われる事業については、これまでも、その必然性や、市の単独事業だったらとことん問われる費用対効果などが曖昧なまま進められてきて失敗した事実があり、今回も同様の甘さを感じる。
生活保護の不正受給は許されることではなく、また担当職員が身の危険にさらされる事案への対策が急がれることも十分に理解するところである。しかし、委員会での導入の根拠として答弁で示された事案は、全て警察を直接入れて解決に至っており、今回の対策員配置がそれらよりも有効に機能すると判断することは難しい。かえって本当に危険が予測されるケースの場合、丸腰の対策員に何ができるのかという疑問が湧く。どういうケースに同行、同席させるのか、させないのかもはっきりしない。「問題があるケース」とは何かも明確ではない。今回の対策員は、警察官OBであること以外、明らかになった要件は何一つない。同目的で他の名称での設置を行っている自治体においては、まず「生活保護業務について理解と熱意を要する」「相談、指導、助言を適切に行う能力がある」等が明記されている。条例提案の際には、規則も併せて示すよう、議会がかねてより求めていることは十分承知されているはずであり、今回のように新たな目的、特に市民の人権、権利に直接的に影響を及ぼしかねない制度の創設にあたっては、運用方法を明らかにしてから議会に臨むべきである。
国から月24万円支給される警察OBの天下り先となりかねず、「それならば失業中の屈強な若者の方がよいのではないか」という天下り反対を掲げる会派の議員の指摘ももっともだと思う。これら述べてきた疑念、懸念を前提とし、市民の人権に十分配慮するよう求める付帯決議を他の会派に呼びかけたが、叶わなかったことは大変残念である。議会が黙ってスルーして良い中身ではない。よって私たちの会派は反対とする。 

その後の伊藤真一予算委員長の報告は、端的に委員会での審議内容を伝え且つ予算委員会に準備された「参考資料」の充実などを的確に評価するなど品格の備わった報告だったことも記しておきたい。このところ、本会議でも委員会でも脅したり、声を荒げたり、全てあげつらう対立の材料を探しているとしか思えない言動が目立つので、一層、予算委員長の報告が際立ったということにもなる。

終盤の「選挙第1号 東村山市選挙管理委員会及び補充員の選挙について」では、市民の個人名を書き選挙するのだが、わが会派はふたりとも棄権した。この役割が必要ないとは思わないが選出方法が不思議である。みな個人名を書き投票し、それぞれ4人が得票し選出される。立候補の届け出というものもなく、小会派には概略きり伝わってこない。既成政党の4つから推薦されたと思われる方々に投票する「慣例」である。不思議に思う流儀のひとつだ。もはや従来あったかもしれない「既成政党」なるものは刻々変化しつつある。今回は議会の常識「慣例」に異議を唱える意味でも棄権とした。(大塚恵美子)