こころ新たに厚生委員会で議論開始

2013年6月12日 23時53分 | カテゴリー: 政治を変える

6月小雨の中、いつの間にかたっぷり咲いた我が家の紫陽花

今議会で常任委員会の所属が変わり、第一回の各委員会が開かれた。私は厚生委員会で続投となったが、今までの委員長職から質疑のできる委員の側に移ってのスタートとなる。ほっとしたか、と聞かれるが、今回も付託議案が4件あり、加えて請願が1件と、質疑にあたって責任の重さを痛感し、なんだかとても緊張してしまう。

議案は「高齢者住宅条例の廃止」これは市設置シルバーピアの20年間の期間満了に伴い、入居者4人が経費老人ホームなどに転居され、役割が終えたとするものだ。低所得の一人暮らしの高齢者のための住宅提供としての使命はこれからも変わりはないはずだが、都営住宅併設のシルバーピアが98戸あることから一定の役割を終えたとのこと。しかし、都営シルバーピアには空きがなく、経費老人ホームや民間アパートなど転居先の家賃がシルバーピアの15,500円より遥かに高く、生活の維持が気がかりだ。
「新型インフルエンザ等対策本部条例」については、国の緊急事態宣言発令後に各自治体でも対策本部を設置し対策にあたることになるが、行動計画の策定、人員体制、財源措置などを確認した。気にかかる感染予防のための患者の隔離や医療機関連携については都道府県の行動計画に定められるとのこと。
「国民健康保険税条例の一部改正」は、東日本大震災に係わる居住用財産に関して租税特別措置法改正によるもので市内に避難されている被災者のうち11世帯18人が国保加入者だが、現在、条例改正によって影響を受ける人はいないとのこと。健康相談、昨今、過剰診療とされる甲状腺検査などの相談について聞くが把握はないとのこと。
「子ども・子育て会議条例」は、昨年成立の「子ども・子育て支援法」の意義、目的、基本方針、各自治体での事業計画策定プロセス、「子ども・子育て会議」の役割などを確認。内閣府の「子ども・子育て会議」自体が第2回が5月31日に開かれたばかりであり、「子ども・子育て会議基準検討部会」も5月8日に開かれ、ともに膨大な資料が出され、国と並行して市町村も事業計画を策定していくことになる。子育て中の当事者、子育て関連施設の関係者など公募を含む10人の会議委員の構成や役割は理解するが、国自体の構想が進行中にあり、「保育の必要性の認定基準」「質の劣化のない取組み」「地域の独自性、裁量」「財源確保、財政支援」「従来の子ども関連の会議、子育て関連のガイドラインとの整合性」などを質疑し、会議の構成メンバーが「金太郎あめ」メンバーとならないような工夫を要望した。
いずれの議案も質疑ののち、全員の賛成により可決された。

「年金2.5%削減の中止を求める意見書提出を求める請願」は、昨年11月に解散前の強行採決の結果、特例措置が取られていた年金を3年かけて2.5%削減し本来の支給水準に戻すという決定の中止を求める内容だ。想定される削減額や低所得者対策について一定の質疑ののち、傍聴に見えていた請願者に請願主旨や生活の実態などを聞く機会を設けてほしいと提案し、委員会の合意によって休憩中ではあるが、請願者からお話しを伺うことができた。物価上昇、消費税増税の中で年金生活者の厳しい生活実態が想定され、削減の段階にあたらないとする意見が委員全員から出され、本請願は採択となった。自公民の賛成により国会で決定された流れに対し、市議会委員会で削減中止を求める請願に一致できるとは、想定外だったが、実情を直に伺うチャンスをつくれたことが理解を深めることとなった。このように委員会での審査は「なまもの」である。

新たな所管事務調査事項も「障害者の就労支援について」に決まる。問題意識も意欲もあるメンバー(福田かづこ委員長・共産、石橋光明副委員長・公明、石橋博委員・自民、蜂屋健次委員・自民、島崎よう子委員・良くする会、大塚・生活者ネットワーク)による厚生委員会、これからの議論や実質的な議会改革が期待できそうで、こころ新たな緊張の中にもわくわく感あり。

明日は「議会基本条例制定を進める特別委員会」が開催され、私と、今まで議長だった熊木敏己議員がメンバーに加わる。(大塚恵美子)