参院選 危機感が本当になる

2013年7月22日 00時00分 | カテゴリー: 政治を変える

開票立会人としてスポセン会場で 開票前にTVで当確が噂される不思議

危機感が本当になったことに身震いする。21日参院選投票日、開票の立会人となった。投票箱が開けられ、山となっている一枚一枚の投票用紙に記された候補者の名前が既に結果を歴然と現わしていた。これほどまでに…か。たちすくむ。
ねじれを解消することが目的という、こんなバカなことに人々が賛同してしまう事実、原発や改憲などを争点にさせない目隠し的なやり方をよし、としてしまう空気に落涙する。
現政権の何をやってもいい、という暴走に対する大河原まさこの危機感は本物だった。ローカルパーティの議員として都議会の10年で解決できなかったものを民主党に乞われ108万票のトップ当選の重責を十分すぎるほど感じ続け、与党から野党へとの6年間で、その都度の流れにいくつもの石を投じた。ダム、障害者や子どもの権利、農政、TPPへの危惧、そして犠牲をしいて命をないがしろにする原発に対する彼女の信念と姿勢は、民主党にとっても政権にとっても、とても嫌な面倒くさい存在だったろう。
だから彼女は、自分が外れるわけにはいかないのだと誰よりも力を発揮できた17日間だった。それに対し無力な自分を恥じる、ごめん。
私は、驚くほど常に揺らがない大河原まさこが、今まで以上にどんどん好きになる。彼女を国政から失うのは途轍もない大きな損失だが、へこたれているわけにはいかないのだ。何十年もヒヤメシを食ってきた私たちだ。こんな状況を憂いている間にことは進み、子どもの成長は待ったなしだ。
諦めるのはいやだ。おかしいことはおかしいのだから、諦めるのはいやだ。

 東京選挙区での吉良よしこさん(共産党)、山本太郎さん(無所属)、そして比例区の三宅洋平さん(緑の党)が生み出したうねり、エネルギーは、従来の選挙の手法を見事に乗り越えた。瞬時に伝わる情報の威力。政治は別次元のこととしてそっぽを向いた人にも、まだやれるんだ、というきっかけ、触発で初めて投票に行った人も多かろう。それでも投票率は52%どまり。うねりの熱が冷めないようホンモノに育つよう応援したい。

政治やマスコミ、ジャーナリズムについての教育やリテラシーの力が必要な未成熟な私たちだ。あとのまつりの繰り返しは断ちたい。

原発再稼働に動く政権と電力会社。23日にはTPPの参加交渉が始まる、もちろん聖域なき自由貿易へと進む。TPP仕掛け人のアメリカではデトロイトが破綻した。グローバル企業は人の暮らしを豊かにしない。改憲もしたたかに歩を進めるだろう。

憂鬱だ。それでも、地方議員は、地域の事情を、解決されないまま山積している課題を、ひとつひとつ表面化させ、市民と一緒に進むのは前へ!だ。それしかなし。(大塚恵美子)