女性議員が増えれば、何が変わる?

2013年8月10日 12時07分 | カテゴリー: 政治を変える

フランスのすてきな地方選挙のポスター「政治は男の問題ではない」

先週の3日、全国フェミニスト議員連盟の「女性議員が増えれば何が変わる?」@男女共同参画センター横浜、に参加。
以前より三多摩の女性議員から声をかけてもらっていた「フェミニスト議員連盟」、なんとはなしに「敷居」が高かったのだが、女性議員のみならず、あらゆる場面で女性の力が十分活かされず参画が不十分だとの思いは共通であり、満を持しての初参加となる。

基調講演は元鳥取県知事の片山善博さんの「地方議会改革と女性議員への期待」というもの。県知事時代に「日常のおかしな事を直していく」との信念で、女性議員が増えるための「女性のための政治参画スクール」をスタートさせたとのお話があり実際に女性議員が増えたそうだ。庁内では女性職員をキャップとする登用も3割となり、女性のみならず仕事の環境を変えることにつながったとのこと。

片山善博さん(慶応大教授)は、DV、図書館、子育て支援などに感覚の鋭い、すてきなフェミニスト

「変だから変えていく」は 議会も同様。議会改革は誰のためか?議員のための改革になっていないか?市民から評価されたか、リスペクトされているか?議会は何ができるの?と片山さん矢継ぎ早に厳しい。仰る通りである。女性であるだけではやはりダメなのであり、疲れ果てバーンアウトか、スカートをはいたおじさん化では、女性議員が増える意味はないか…でも、それって男社会の環境のままだから不都合も起きるのでは?女が生きやすい社会へと変革していくことは、平和に人間らしく営むことを可能とする社会であり、おじさんにとっても生きやすい社会であろう、発想が変わることを大事にしたいと私は思うのだ。

後半のシンポジウムは、全国で女性議員が半数を占める議会は3つしかなく!そのうち大磯町と葉山町の女性議員2人と研究者、そしてファシリテーターが三井マリ子さんの4人が存分に日頃の思いを語る。女性議員が半数を占めると弱い立場の人への女性の視点が生かされ福祉分野への貢献も進んだ。また「慰安婦問題・橋下市長暴言」に対する抗議の意見書なども共感を得た、とのこと。もはや女性半数は、特別なことではない様子がわかる。

三井さんによれば、男女共同参画が当然のように思われる北欧、例えばノルウェーでも100年前は議員全員が男性、という「黒の議会」だったと。「変だから変えていく」闘いは一日にして成らず、男も巻き込む女の普遍的なしなやかでしぶとい活動が実を結ぶことになる。1枚目の写真はフランスの地方選挙のシンボルポスター「政治は男の問題ではない・自分の地域で行動を起こそう」だそう。このポスターに象徴されるシンポジストのやり取りが楽しい。
場所を移しての交流会も盛り上がり、各地からの議員となかよしになり、同じテーブルの三井マリ子さんとも意気投合し「もちろん会員になるよね!」とダメ押しが。「会費よりセンターで売っていたフェアトレードの刺繍のコートの方を選んじゃった」とカミングアウトすると、会員を予約すれば会費は後で大丈夫よ!の大合唱の声が…はい、会員になります、ということになっちゃった。

「男女共同参画白書H25年度版(内閣府男女共同参画局)」によると、選挙のたびに女性議員の比率は上がってきている。最も比率が高いのが特別区議会25.7%、市議会は12.8%、都道府県議会は8.7%と低く、平均(合計)では11.4%に過ぎない。東村山市議会は現在24人中7人が女性議員、これでも比較的多い方だというのが実態なのだから、びっくりでしょ。
地元に帰り、いくつかの審議会を傍聴するが「行財政改革審議会」はまさしくオール男性の「黒の議会」、「保育料等審議会」はたった1名の女性議員がたまたま欠席だったので、こちらも「黒の議会」、「自治基本条例市民参画推進審議会」は10名中女性は2名。という訳なのよね。これを変だな、と思わない方が変よ。

あちこちの市民活動で元気なのは女性だね、といわれる。そうでしょ、今回のフェミ議連の集いで、またまた元気になったよ!まだまだ少数の女性議員、増やすことで新たな地平を広げていこうじゃない!(大塚恵美子)