第68回国体・スポーツ祭東京2013

2013年10月7日 00時00分 | カテゴリー: 政治を変える

9月28日の夕刻から調布市の味の素スタジアムで開幕した「第68回国体・スポーツ祭東京2013」が8日に閉会となる。
28日の開会式は、天皇皇后両陛下ご臨席のため、セキュリティチェックが何重にも厳しく物々しい始まりだった。式典前に日体大の応援パフォーマンス、巨大な揮毫、炬火集火などがあり、色とりどりの県旗を翻し全国都道府県の選手団入場で開始。大規模な式典演技やコンサートもあり、花火やレーザー光線の光と色、音の競演、華やかでテンポ良く、まるでショーだ。アリーナを駆け巡る大勢の若い人のパフォーマンスは楽しそうではあるが。
次々と趣向を凝らした演出に開いた口が塞がらないが、スポーツイベントだということを忘れてしまいそう。

それにつけても、総予算1000億円と聞く。すべて2020年の東京オリンピックに結びつけることが興醒めする…非国民なので。セキュリティチェックから夕刻の開始から、これは全て予行演習なのね。そして付け足すように復興を持ち出す、嫌だなあ、こういうの。
滅多に出会わないスペクタルを楽しんだだけに、我慢しなくちゃいけないの?
国体って毎年あるんですね、知らなかったが、そりゃ68回だから、まさに戦後の復興の意味合いは大きかったろう。今でも、各県持ち回りで、金を使う、落とすしてもらう方法なのだろう。全国で使い途のないスタジアムをつくり、天皇がお出でになるから道も普請し、土建屋が儲かるしくみか。スポーツという名目だから反対しにくく「日本はひとつ」の大宣伝になり持ち回りでひとつの『国土強靭化』の奨めだ。小学校の運動会にも登場する「ゆりーとダンス」だが、ゆりーとと国体が結びついている人は少ないだろうね。でもサブリミナル効果だから思うツボなのであろう。巨大なショーを観ていて、参勤交代に似てるな、と。「おもてなし」を合言葉にプロバガンダに近い。職員総出に近いところも多く、ありがた迷惑と(きっと)思われてるだろうし、人出とコストが見合わない、しかし正面切って批判しにくい構造になってる。スポーツでココロをひとつに。すべてはオリンピックにつながり、福島も東電もチャラに。オリンピックとリニア新幹線のためには電気いるでしょ、の図式。全く愚弄されてる。スポーツがダシにつかわれる。
しかし職員やボランティアのこれまでの準備は大変なご苦労だったとお察しする、秋晴れで、それだけは本当によかった。

4日から東村山市スポーツセンターで少年女子(高校生)のバスケットボールの試合が始まった。全試合は11試合だったが、いくつかの試合を観戦した。どれもかなり接戦、互角の見応えあるものだった。4日初日の第一試合は、東京都対山口県。見事なプレーの連続、どちらも積極的な試合、おもしろい!小柄な選手のキレのいい動き、外してもすぐにリベンジが。どちらのチームもいい、スポーツ嫌いも虜になるgood job!! 東京代表選手の何人かは、同僚の村山淳子議員の後輩とのこと。善戦を褒める村山議員を眺める私も楽しかった。
7日は、国体@東村山会場の決勝戦。前半終了時点で、愛知県54対千葉県30で愛知がリード。かなりの激戦で、ハラハラさせられる。よく走る、諦めずによく入れる、ディフェンスも見事。どちらも頑張ってほしいと館内が一体となり大歓声が響く。結果は、愛知県86対千葉県60。その後、表彰式となり、4日間の全試合が終了となった。観客は会場に入りきれず、外のオーロラビジョンでの観戦も含め2万人の来場とのことだ。

試合会場内でのさまざまな作業に加え、スポーツセンターの外は、おもてなしのテントが並ぶ。若手職員による「写真スタジオ」は、とんぼ工房とのコラボで、「顔はめ」などで、島田くに議員、佐藤真和議員とちょっと遊ぶ。職員はまさに一家総出で、連日の活動も頑張っている。お疲れさまでした。
市民ボランティアも市内の農家や事業所のみなさんも交代でテントでのおもてなしに携わって下さったと聞く。市長いうところの「みんなでつくる みんなの国体」の面目躍如か。たくさんの力によるご協力はありがたいことだ。

スポーツそのものは、アスリート、選手だけのものではなく、観戦する人の喜びともなる。おもてなし、に力を尽くす職員、市民の笑顔には頭が下がる。
でも、これだけの規模・コストをかけるべきか、ここはチェックしなければ。そして何回もいうが、全てがオリンピックへの道ってのが、おかしいのだ。(大塚恵美子)