初の議会報告会を終えて

2013年10月27日 06時39分 | カテゴリー: 政治を変える

「議会基本条例制定を進める特別委員会」が策定した議会基本条例案の説明を行なう「議会報告会」を24日から26日までの3日間にわたって開催した。台風の到来と重なり、3日間ともお天気の悪い中、100名もの参加者があったことに感謝。

市民からの請願によって後押しされ本格的に議会改革に取り組むことになった2年4か月だった。考え方、政治姿勢、資質の多様性を超え、会派の枠を超え、徐々に深まってきた改革への意思と議論の積み重ねだったと思う。議会はどうあるべきか、役割は何かを議論する中で葛藤や反発をつたないながらも議論で乗り越え、ようやく一丸となって理念を積み重ねた基本条例案であり、条例ができて終わりではなく、これからが新たな変革のスタートとなる。

6章19条からなる議会基本条例は、議員の規範ではあるが、単に議員のためのものではなく、情報の共有とともに市民にこそ活用されなければならない。

駅頭などでの報告会のおしらせ街宣や報告会の準備や当日の進行も特別委員会の委員のみならず、全議員が係わり、議会の説明責任の姿勢が確かになったことに意味がある。報告会やパブリックコメントの意見を参考にし、仕上げた条例案を12月議会に上程し、来年4月の施行をめざす。そのプロセスに意味があると思う。

条例案の朗読と逐条解説ののち、質疑応答となったが「なぜ議会基本条例が必要なのか」「二元代表制とは」「議員の資質とは何か」といった根源的な質問も多く戴き、担当した条項について委員が応えていく。十分とはいえない応答も多々あったかと思う。日々の活動を積み重ねることで、さらに資質の向上につとめることにつなげ、議決責任を果たすために議会自らが自問していかなければならないと思う。

しかしながら、委員全体の意思でつくってきたはずの条例案に対し、ひとりの議員が、あたかも意見が反映されなかったかのような発言を連日繰り返したことには、がっかりさせられた。議会の意思や決定を尊重しない姿勢には疑問がある。何のために、議論を重ねてきたのか。改革を求めてはいないのではないか。単なる自己顕示やパフォーマンスでは残念すぎる。ともに作ってきた経過を軽んじることには許しがたいものがある。

 23日から11月5日までパブリックコメントを募集している。報告会に参加できなかった方には、ぜひご意見を寄せて戴きたく思う。

基本条例は批判や対立の道具ではない。明文化されたことによって、これから議会がどう育ち、変わっていくかを同じ地平でみてほしい。風通しのよい暮らしつづけたいまちにするために。(大塚恵美子)