映画「遺言 原発さえなければ」8日からポレポレ東中野で劇場公開

2014年3月7日 06時13分 | カテゴリー: 政治を変える

市内在住のフォトジャーナリスト、友人でもある豊田直巳さんと野田雅也さんが監督したドキュメンタリー映画「遺言 原発さえなければ」(編集 安岡卓治)が38日(土)~14日(金)まで、ポレポレ東中野で劇場初公開となる。
800日間におよんだ福島県飯舘村を中心とした人間の記録だ。3時間45分のぶっちぎり大作。豊田さんいわく「ラブ・ストーリー」と。

昨年の5月頃だったか、一本の豊田直巳さんからの電話で始まったこの話。4時間近い映画!?何それ、どこでやるの?まだ何も決まっていない?山形の「国際ドキュメンタリー映画祭」に出展は決まりそう、とそんな雲をもつかむような話に始まった。その後、彼はピースボートで出かけてしまい、帰国するや、やっといろいろなことが動き出した。制作協力には生活クラブ生協も名を連ねている。
私はボランティアをかってでているので、作戦会議や試写会準備、ちらしまき、チケット売りなど、時間をみつけてはやってきた。そしていよいよ8日からの公開となる。

先日、通しで全編を観た。3.11原発震災直後の取材から始まる一連の汚染、混沌、避難、苦悩、決断、別れ、そして消すことのできない小さな希望、喜びがつづられている映画だ、観ていて同じ人としての悩みや喜びが同じものとして染み込んでくる距離感のない作品だ。終盤に入る若きチェリスト、キョンアの無伴奏チェロ組曲が深い余韻を残す。「頑張れったって頑張りようがないのが放射能だ」しぼり出す言葉が物語る3時間45分は決して長くはない。http://yuigon-fukushima.com/ 

連日1220分から上映開始、上映後には日替わりゲストがトークを。前売りを買って下さった知人友人はとても多く感謝。まだ手に入れていない方は劇場に急いで!東京新聞をはじめとする報道の影響もあり、土日は100席が満員状態の可能性も出てきた、これからスケジュール表を見る方はぜひウィークデイにいらして!(と、豊田直巳が言っています)。 

懸案だった東京の上映の後、嬉しいことに神戸、福岡、京都、名古屋とほぼ劇場公開が決まったとのこと。無策と欺瞞とカオスのまま3年目を迎える3.11の哀しさ。全国展開する中で、まだ終わっていない原発震災のもたらしたものを再確認し、あらたに私たちの意思を明確にするための上映会ともなるだろう。(大塚恵美子)