学校給食週間、東村山の給食事情は

2015年1月25日 23時23分 | カテゴリー: 政治を変える

24日から30日まで「全国学校給食週間」とのこと。戦後のララ物資支給や脱脂粉乳、コッぺパン、鯨肉竜田揚げがひんばんにでていた給食とは様変わりした給食ではある。
東村山市では23日まで、先駆けた企画として毎年恒例の「学校給食展示会」をいきいきプラザで開催していた。

会場には、小学校15校全校と「弁当併用外注方式」の中学校の「スクールランチ」の前日の給食がずらりと展示されている。なかなか壮観、どれもおいしそう。
調理は委託業務となっているけれど、小学校全校、中学校に栄養士を配置し「食材選定基準」にそって小学校は全て自校方式で献立と調理が行われている。年3回、栄養士が集まり、会議の中で、適切な食材の選定や献立、アレルギー対応などの検討が進む。

近年、地場野菜の活用がさかんで、どの学校の献立にも連日、地場野菜が取組まれている。米飯の回数が増え、全量を姉妹都市柏崎市の「こしいぶき」を使用している。牛乳は、学校給食会を離脱し、放射能対応に真摯に取り組む東毛酪農の低温殺菌パスチャライズのビン牛乳を使用している。アレルギー除去食の対応もきめ細やかだ。今年度、子どもたちに人気のメニューのレシピ本も作成された。

また、毎週水曜日に小学校と公立保育園の翌日使用の食材の放射能測定を実施している。東村山ルールによって現在セシウムが10ベクレルを超えたシイタケ、レンコンは給食には使用されていない。

今回、試食会が2回行われていて、私は小学校給食の「大根サラダ」と「さつまいもスティック」「ビン牛乳」の試食を。関心をもつ大勢の市民が参加されていた。数年前までは、給食一食を有料で試食する企画があった。今は、調理が委託業務に変わったせいであろう、日々の調理以外の企画は協定、契約に盛り込まれていないので、試食の形態が変わってきた。これは残念なこと。

直営の栄養士が配置され、情熱をもって子どもの「食育」に尽力されていることを高く評価したいが、かたや課題がないという訳ではない。
公会計ではない小学校給食費の扱い、給食の時間が短いこと、遺伝子組み換え食品への対応強化などの検討がさらに求められる。

中学校給食は弁当併用式で、スクールランチという「仕出し」をプリペイドカードで予約して食べる生徒と弁当を持参の生徒に分かれる。完全給食ではないため、プリペイドカードに入金がなければ2種類のメニューから選択することすらできない。弁当を持ってこない=昼をたべない生徒もいることが実態だ。

食べることは生きることだ。給食現場から見える子どもたちの暮らしの実態、不平等や格差が見え隠れしている実態に、教育現場は感度をもってあたってほしいと願う。(大塚惠美子)