待機児が減っても、ミスマッチが起きている

2015年6月11日 00時00分 | カテゴリー: 政治を変える

 5月に発表された「保育所待機児」は32人となった。ここ数年の数字として24年度195人、25年度81人、26年度97人と比べると「子ども子育て支援新制度」の導入による地域型小規模保育園や私立保育園の増設、各保育園の弾力的受入数の増加などに努力がみえる。   

市内には施設型保育園23園(分園含む)と地域型保育園(小規模・2歳まで)9園の保育施設があり、「8月入所欠員見込み」をみると49人の欠員となっている。つまり数字の上では待機児全員が入所可能となる数字なのだ。

「欠員見込み」の内訳をみると、生後57日からではなく6か月から受入れの保育園や、駅から遠い保育園に欠員が多く、0歳児から2歳児の枠が不足していることなどがみてとれる。8人が各保育園の「障害児枠」に入れなかったこともわかってきた。希望の保育園に入れないというミスマッチや矛盾が起きているのだ。

 実質的に解決していくにはどうしたらいいのか。保育コンシェルジュなどきめ細かなコーディネートの対応も不可欠だが、なにより障害児枠、低年齢児枠の見直しなどニーズに対応できる受入れ状況をつくることが求められるのでは。(大塚恵美子)