ワーカーズ・コレクティブ全国会議 in 東京

2015年12月7日 00時47分 | カテゴリー: 政治を変える

12月5日・6日に開かれたワーカーズ・コレクティブ全国会議は、刺激的で元気が出るまちの仕事づくりはワーカーズから、って感じがつくづくした。あまりに身近で知っているつもりだったワーカーズ・コレクティブだったけれど…参加して見えたことがたくさん。よかった。
今の社会の先端にある課題、高齢化、子育て、孤立化、非正規雇用、商店街の空洞化、ひきこもり、若年層の貧困などに向き合う事業を自分たちの手でつくってきた、ここまで繋がってきた、ちょっと泣けた。

雇う・雇われる、といった働き方とは異なるもう一つの働き方ワーカーズ・コレクティブが全国組織化して20年。
食、子育て支援、介護やケアのたすけあい、業務請負、リサイクル、編集企画と、まちに必要な様々な職種に拡がって、500団体以上、1万人の仲間が出資し、働きあう。社会的連帯の兆し、しっかりここにあり。

久しぶりに会えた大河原まさこさんとも、今の政権の余りに不都合な真実について語らい、西国分寺のクルミドカフェの景山さんの「カフェからまちをつくる」講演も懇親会に並べられた食のワーカーズのご馳走も上出来!

のべ900人もの参加者の思いと熱気のワーカーズ・コレクティブ全国会議の2日目は第8分科会「働きにくさを抱えた人の就労とワーカーズ・コレクティブ」に参加。協同労働だからこそ担える役割と可能性について、後藤千恵さん(NHK解説委員)のテーゼ「支えられる」から「必要とされる」居心地よい地域の関係への視点からスタート。若林智子さんの明晰なコーディネートも見事。
古紙回収、清掃、カフェ、などの事業を障害のある無しに関わらず展開し、まざって生きる地域の巾を着実に開拓している「ワーカーズ・コレクティブ・ピース」や「NPOコンチェルティーノ」の事例のたおやかさに希望がみえる。

この分科会の報告者の一人が作山響子さん、特別支援学校勤務を経て「働くってどういうこと?」と改めて問題提起を。彼女は学芸大学の学生だった時に、東村山・生活者ネットワークの「政策ゼミ」に参加してくれた若き仲間。ちょうど来年からの就職が決まった日と重なった。未来に祝福を!

地域を暮らしやすく、生きやすくしたいと願うエネルギーの振幅の心地よさ。全国からのワーカーズ仲間との連帯を感ぜずにはいられない貴重な2日間だった。

生活困窮者の課題、子どもの貧困、介護保険制度の改正などに発想が転換しにくい行政の限界がみえる。市民がつくったオルタナティヴな働き方の出番がそこにあるはず。クレーマーでない自立した市民の存在の認知度を高めたい、と願う。内向きの会議、祭りに終わらせてはいけない。(大塚恵美子)