中野晃一さん講演「市民社会の新たな連帯のかたち」

2016年2月2日 22時14分 | カテゴリー: 政治を変える

【日本の政治の右傾化と市民社会の新たな連帯のかたち】
2月2日、東京 ・生活者ネットワークの新春の集いを開催。
最も話をお聞きしたかった中野晃一さん(上智大)の標題の講演から始まった。

世界的な冷戦後の政治状況をおさらいし、90年代の日本の曲り方を間違った進展、新自由主義への揺り戻しとしての民主党への政権交代の限界と失敗が産んだ寡頭支配、暴走するアベ政権。オルタナティブなき政治構造の中でバランスを失い自民党の中の中道もなく、有権者の失望がライバルなき自民党の支持率を支える。たかが13~18%の支持率であろうと圧勝できる現行の選挙制度のマジック、との指摘。

アベ首相が拘泥するアメリカ追随と、復古的歴史修正主義という2つの異なる両輪にアベ政権の軋みが現れつつある。週刊文春の甘利スクープも止められることなく、と。

限定される当事者性をもつマイノリティの運動ではなく、「総がかり行動」のようなマジョリティになる自己認識の問題として脱原発、秘密保護法反対の流れと共闘態勢が生まれてきた。そこに安保法制強行採決、まさに憲法、立憲主義、個人の尊厳の否定といった「クーデター」が起き、同一性ではなく他者性、個に対するリスペクトを前提としたSEALDsなどの連帯の兆し、市民社会の変化が起きてきた。「民主主義?終わったのなら、始めればいい」と。どう伝えよう、どう広げるか、に叡智と苦心を寄せる新しい市民運動が。

もはや2大政党制の勝者総取りは向いていない、と中野先生。本もののの自由主義をつくるリベラル左派連合誕生の正念場のひとつが今夏の参議院選挙でなければならないだろう。全国比例区予定候補者・大河原まさこへのエール、そして「市民運動の草分け」と評価を頂いた生活者ネットワークへの大きなエールとなった。

大河原まさこの決意。市民社会を強くする自治の政治、もう一度民主主義をつくる。いまだに実現していない数々の課題、それは常に新しい課題ということであり、変えたい現状があるというチャンス。説明できない政治を変えたい、と。

鬱屈した気持ちが解きほぐされ、元気快復したので、調子に乗り、中野晃一先生とのツーショット、竹村英明さん(市民電力連絡会たちとのショットも満載!(大塚恵美子)